電子給与明細デメリット｜漏洩

電子給与明細デメリット｜漏洩

電子給与明細のデメリットには幾つかありますが、最も注意すべきなのがセキュリティ面です。
従業員の給与情報を電子化することで、データベースからの漏洩や改ざん、あるいはウイルスの感染や外部からの不正侵入など、様々なリスクが高まります。
したがってこれらのリスクを回避するため、厳重な対策が求められることになります。
この他のデメリットとしてよくあるのが、1つの職場で電子給与明細と紙の給与明細とが混在してしまうケースです。
給与明細を電子化するにあたっては、全ての従業員の合意が前提となります。
仮に一部の従業員が拒否した場合、電子給与明細を交付すると同時に、従来どおり紙の給与明細も交付しなければなりません。
これではかえって事務処理が煩雑となり、電子給与明細のメリットが大幅に低減してしまいます。
最後にもう1つ考えられるのは、従業員に十分なデバイスが普及していないケースです。
電子化した給与明細を職場で効果的に活用するには、それを閲覧できるデバイス環境が必要になります。
デバイスが従業員に普及していない職場では、それを実現するためのコストも、余計にかけなければなりません。

電子給与明細化するデメリットは、データ改ざんの恐れがあるという事

電子給与明細化するメリットはデータ管理しやすかったり、コスト削減等沢山ありますが、その一方でデメリットも存在します。
中でも特に気をつけなければならないのが、データを改ざんをされる恐れがあるという点です。
たしかに紙の明細書でも、誰かに改ざんされるというリスクはもちろんありました。
しかし電子給与明細にして、ウェブ上でデータを公開するという形にすると、一気ににリスクの規模は大きくなります。
何故なら電子給与明細システムは、パスワードさえ知っていれば基本的に誰でも情報を見る事が出来る為、危険はより増すからです。
しかも電子データをいじる事は、紙よりも簡単なのでより管理には注意が必要です。
内部の会計担当者が入力業務時に数字をいじったりするだけでなく、外部からの不法アクセスされる恐れも高くなります。
その為こうしたリスクを少しでも減らす為に、特に大切なファイルには電子署名を付す等の対策をする事が求められます。